Cat Schroedinger の 部屋
 
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2008年7月7日を表示

異常気象 地球シミュレータの警告

 異常気象 地球シミュレータの警告
    ▽ 台風巨大化の脅威

 去年、米国史上最悪の被害をもたらした巨大ハリケーン・カトリーナ。地球温暖化が原因ではないかと考えられている。将来、温暖化は人類に何をもたらすのか。

 世界屈指の計算速度を誇る日本のスーパーコンピューター「地球シミュレータ」は、私たちの未来に横たわる危機を子細に予測している。 
 
 地球の二酸化炭素濃度は産業革命以降、急速に上がり始め現在は370ppm。このままのペースで経済活動を行い上昇してゆくと100年後には960ppmになる。
 しかし、そこまでの悪化は想定せずに、人類がその危機を認識し、温室効果ガスの排出を削減し、最も努力した場合を想定して計算すると、大気中の二酸化炭素は700ppmの濃度になるという。その結果として気温は4.2℃上昇する。

 東京は奄美大島付近の気温になり、真夏日の日数は100日以上に増加。正月は紅葉の真っ盛り・・・。
 気温の上昇は世界中で熱波による死者の増加という突然の災害をもたらす。一昨年、ヨーロッパに3万人を超える死者をもたらした熱波は、まさにその予兆だったと考えられている。さらに温暖化は、極端な気象災害をもたらす。
 台風やハリケーンなどの熱帯低気圧は巨大化する。カトリーナ級の台風が本州を襲い、暴風による被害が激増。
 異常気象に翻弄(ほんろう)される現在の世界をルポしながら、「地球シミュレータ」の詳細な計算結果をもとに、コンピューターグラフィクスを駆使し百年後の地球の姿を映像化する。(NHKより)
 
 再放送ですが、きょうTVで観ました。
 かなり工夫しても、100年後には大気中の二酸化炭素は700ppmの濃度になるというのには、驚きました。アメリカ、中国は、京都議定書どころか今後の目標すら表明しません。
 これはもうどうやっても防げません。確実に気温4.2℃は上昇します。

 後進国は、先進国に今迄の責任を訴えるのは、当たり前ですが、もうそんな段階ではないようです。特にアメリカは責任が一番大きいのです。アメリカに、さらなるハリケーンが来て、中国には砂漠化と、高潮による被害が来るまでは、止めようがないのかも知れません。そんな事にならない内に、経済優先から環境問題を考えなければいけないでしょう。

 厄介なのは、少しずつ気がつかないような変化であること、時々現れることで、逼迫感が無いことです。

 こうなったら、日本でも新しく家を建てる人は、全て太陽光発電パネルを付けること、ドイツのように自家発電したら電化会社は高値で買い取ることは、すぐにでも始められます。

 世界的にも、宇宙にステーション作って喜んでいるようなお金で、世界中に太陽光発電パネルや、風力発電装置を無償援助することなどは、それほど難しいことではありません。

 石油エネルギーが豊富な内に、贅沢しないでパネルを沢山作っておくことです。車は全て電気自動車にします。基本は鉄道など公共交通手段の利用促進です。石油から作ったプラスチック系の物は、どんなに費用がかかっても再利用とします。火力発電禁止、製鉄所も全て電気で・・・無理かな?

 ヨーロッパではかなり浸透した考えです。このままだとアメリカ、中国が批判の的になるかも知れません。

 でも希望もあります。石油価格が上がり続ければ、自然に使えなくなります。多すぎる地球の人口も、住むところも減り、食料生産も減るだろうし、災害によっても人口は減るでしょう。

 えっ!石炭がある・・・天然ガスもある・・・う~~ん、やっぱり駄目か・・・



2008年7月7日(月)23:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


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