Cat Schroedinger の 部屋
 
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2008年3月14日を表示

憑神

憑神
原作/「憑神」 浅田次郎(新潮社刊)
監督/降旗康男
撮影監督/木村大作

別所彦四郎/妻夫木聡  勝海舟/江口洋介 甚平/香川照之
伊勢屋/西田敏之  別所左兵衛/佐々木蔵之介
おつや/森迫永依  小文吾/佐藤隆太
九頭龍/赤井英和  別所イト/夏木マリ
井上八重/笛木優子  別所千代/鈴木砂羽

あらすじ
 幕末。別所彦四郎は、婿養子に行った先から離縁され、兄夫婦の家に居候という、肩身の狭い思いをしていた。

 あるとき彦四郎は、旧友、榎本武揚と再会する。そば屋の親父が言うには、榎本が出世したのは、向島にある「三囲り(みめぐり)稲荷」にお参りしたからだという。その帰り道、酔った彦四郎は「三巡り(みめぐり)稲荷」を発見。ここぞとばかりに神頼みする彦四郎だったが、それは「みめぐり」違いで、災いを呼び寄せるお稲荷様だった…。

 しがない下級武士が、祈る相手を間違えて、貧乏神、疫病神、死神に取り憑かれ、奮闘する物語。『鉄道員』の浅田次郎原作、降旗康男監督コンビによる娯楽時代劇。
 ニートさながらの無為な日々を送っていたものの、やがて武士として、人間として誇りを持った生き方に目覚めていく主人公を、妻夫木聡が好演。陽気な貧乏神に西田敏行、たくましい疫病神に赤井英和、そして死神とは思えないかわいらしい死神に、子役の森迫永依と、みんな神様に見えないところがユニーク。

 ほか、そば屋に香川照之、母親役に夏木マリ、勝海舟に江口洋介と、芸達者揃い。人間味のある神様たちや、江戸っ子たちのやりとりも丁々発止。コミカルな人情劇に仕上がっている。
(goo 映画)より

感想
 配役はコミカルに仕上げようとしている所為か、少しオーバーな演技が気になりましたが、面白く観られました。
 別れた妻役の井上八重/笛木優子 がいけませんでした。大変かわいいのですが、学芸会並みのせりふ回しでした。

 時代劇というと、ユーモアーが無いものが多く、といって、コミカルに仕上げると武士の意地みたいなものが、描ききれないような矛盾があります。



2008年3月14日(金)00:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


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