人間性が出る |
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| 改めて志ん生の落語を聞くと、落語の主人公はとても乱暴だったり、無神経だったりしますが、周りの人はとても優しいのです。
昨日の落語はその面でも、とても良い感じでした。師匠の人間性が出ていました。
最近の落語や、TVのお笑いでも、主人公をとても馬鹿にしたり、ひどくからかったりする芸風が主流です。
更にひどいのは、老人を馬鹿にする芸風です。好きではありません。世界中どこを見ても、こんな芸は軽蔑されています。
真面目に働いているのに貧乏な人を馬鹿にし、楽して儲けた人を尊敬するのもおかしな風潮です。
セレブとか、御曹司とか・・・自分で努力しても居ないのに、みんなで持ち上げるのは変です。お金があることは素晴らしいでしょうが、本人が馬鹿丸出しのような発言をありがたがっている司会者はもっと馬鹿かと思ってしまいます。
昔はお金にも、綺麗なお金と、汚いお金がありました。
貧乏していても、立派に暮らしていれば、尊敬された物です。
江戸時代は商人はいくらお金を持っていても、卑しい身分でした。逆に最もお金に困っている武士は、基本的には尊敬されていました。
アメリカではお金が全てです。成功者はお金持ち。負け組は貧乏。
日本も、段々アメリカのようになって来ました。
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2008年2月20日(水)23:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理
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