「静岡発 ローカル線てくてく歩記」 |
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| 「静岡発 ローカル線てくてく歩記」 清 邦彦 (著) 静岡新聞社 あの日あの町、線路の旅。今もひっそりそこにある、ノスタルジアの風景。大井川鉄道、大井川本線からJR飯田線まで、古い駅舎と駅前の味をイラストと文章で綴る人情紀行。
感想 沢山の古い駅舎が、精密なスケッチで取り上げられています。現在の駅の様子も細かく自分の見たイメージで書かれていました。
駅の由来とか、歴史とかが書かれていれば更に鉄道ファンには、喜ばれたでしょう。鉄道、駅舎自身にはそれほど深い記載はありません。
前書きにあるように、食べ物屋はその時たまたま著者が食べたくなって立ち寄った店が取り上げてあります。必ずしも名店とか、お薦めの店ではありません。そんなところがごく自然で、個人出版のような本ですが、好感を持てました。
綿密に取材し、詳細に書かれた物ではありません。旅の案内書ではなくて、むしろ旅日記のように、著者が普通に小旅行したままに書かれています。それがとても新鮮で、自分が歩いているような気にさせられる楽しい本でした。
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2008年12月25日(木)23:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
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