コンチキ号漂流記 |
|
| コンチキ号漂流記 著者/訳者名 トール・ハイエルダール/著 神宮輝夫/訳 出版社名 偕成社
トール・ヘイエルダール(1914~2002) ノルウェーの民族学者・探検家。 ペルーの神話や巨石の類似から,古代のアメリカとポリネシアのあいだに交流があったとするコン=チキ学説をたてその証明のため,1947年4月,バルサ材の筏「コンチキ号」でペルーを出航。101日後7,000km余りを漂流,太平洋ポリネシアのツアモツ諸島のラロイア環礁に達した。
感想 子供向けの本ですが、最高に面白い本です。以前から読もうと思っていましたが、機会が無くて・・・ ふとネットで見かけて、さっそく購入しました。教科書にも載っていたこともあるようです。とても有名な話なので、知っている人も多いのでしょう。
時代の違いもあるけれど、命知らずというか、軍隊に行っていた人達の向こう見ずで、少年のような情熱と行動力に、驚かずにはいられません。
しかし単に危険な冒険だけではありませんでした。古代の歴史的な研究から産まれた冒険だったのです。この冒険で彼の学説が正しいことを証明したのです。
| |
| コンチキ号博物館にある、コンチキ号
バルサ材で作られた、14メートルほどの筏船です。古代人の言い伝えとおりに、草の綱で縛っただけの船です。
バルサ材は海水を含んですぐに沈むとか、草の綱は擦れてすぐにバラバラになると言われましたが、古代人の経験から造られた船は、何とか無事でした。
驚くことに、公開前に殆どテストをしないで出航していることです。この向こう見ずな試みには、思わず笑えました。
| |
|
2008年10月21日(火)21:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
|