Cat Schroedinger の 部屋
 
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2007年4月26日を表示

コンピューターの発達

 コンピューターの発達は恐ろしいスピードです。もうずいぶん前からオセロは、人間はコンピューターに勝てません。チェスもPCに負けました。将棋も近いうちに勝てなくなります。囲碁は今のところ人間の方が強いようですが、その内には勝てなくなるでしょう。

 一流棋士の直感と言われる物は芸術とさえ言われましたが、単なる計算に過ぎないと思わせました。

 一体人間の英知とはどのような物なのでしょうか?人間の脳は単なる電気信号による計算に過ぎないのでしょうか?だとすれば、より進歩したコンピューターは人間のように学習したり、想像したり、夢見たり、感情を持ったりと知性というような物を持つのでしょうか?人間の脳の神経核をスライスし、電気信号のやりとりを調べコンピュータの回路に生かそうなどという研究も進んでいます。

 いつか人間の様な知性と、感情を持ったコンピューターが現れるのも、遠くないような気がします。記憶力満点、計算抜群、統計処理抜群ですから、帰納法(個々の特殊な事柄から一般的原理や法則を導き出す)に関しては人間が遠く及ばないような気がします。
 演繹法(一般的な原理から、論理の手続きを踏んで個々の事実や命題を推論する)では、いくらか人間に勝ち目があるかでしょう。しかし今まで演繹法と言っていたのも、実は理論の蓄積による計算結果なのかも知れません。虱潰しに計算されては敵いません。

 創作と言っても、最近ではコンピューターの力を得て、作曲したりしています。音楽演奏でもドラムなどはコンピューター制御が常識です。人間の曖昧さは、単に計算し尽くせない事による、直感なのかも知れません。つまり全幅探索でなくて、選択的探索をしているのでしょう。

 人としての人格であったり、教育であったり、学習も全てコンピューターに負けるのでしょうか?人はこれから何を目指したら良いのでしょう。毎日楽しいと思うことをしていればよいのでしょうか?

 最近のコンピューターの発達は、昔はSFの世界でしかなかったことが、現実になって来ているような気がします。人を超える「鉄腕アトム」が出現したら、一体どうなるのでしょう。将来裁判官、総理大臣はコンピューターかも知れません。それくらいは今でも出来るかも知れません。(笑)

 今でも研究によっては、コンピューターによる処理無くしては、出来ない研究も沢山あります。そのうちコンピューター自身が試行錯誤したり、新しい提案をするようになったりして、コツコツ研究している人間を追い抜く様になるかも知れません。ノーベル賞を取った研究が、実は殆どコンピューターが勝手に研究した成果だったので、大騒ぎ。

 誰かがコンピューターに小説を書かせ、自分の物として発表しその小説が芥川賞を取って、後で実はあれはPCが書いたものです。世間は大騒動。

 将棋のプロが、巧みに受信機を隠し持ち込み。自宅のPCと連絡しながら、名人になってしまった。防衛戦で通信機発覚。現にボナンザの開発者は、将棋の初歩程度の棋力でした。
チェスの世界大会は、IBMコンピューターチャンピオンに日本が誇る00コンピューターとインドの00コンピューター。

 PCチップの入ったイヤーホーンを付ければ、相手の英語が同時通訳で日本語に、小さなマイクを通して日本語が即座に英語になって、もう誰も英語の勉強はしなくなります。

 このまま行くとそう遠くないような気がします。そうなったとき人は何を目指すようになるのでしょうか?



2007年4月26日(木)23:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理


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