Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



Show by Nov/1/2007

神無月

 十月になりました。神無月です。
 神無月といえば想い出すのが、古今亭志ん生の「風呂敷」という落語のまくらです。

 人間は縁という物で結ばれているので、縁がなければその人に会えない。この縁は神様が結んでいるのだそうです。

 「毎月十月になると神様が出雲に集まって縁を結びます。ですから神様が居ないから神無月と言います。」とこの辺りまでは普通に話すのですが、

「どうもご苦労さま。弁天様はいつもお綺麗ですね~」

「大黒様もいつもにこにこしてて良いね~!」

「不動さん、景気は如何ですか?」「儲からないよ、不動損というくらいだから。」などと、神様同士の会話になります。

 そのうち神様達が縁結びを始めます。男女の縁を結んでいくのですが、荒神様が御神酒に酔っぱらっちゃって、大黒様と喧嘩になります。

「大黒は帽子を取らないから失礼だ・・・」などと大黒様に喧嘩をふっかけます。

 大黒様も小槌を振りまわして応戦し、大喧嘩になります。

 せっかく結んだ縁がメチャメチャになってしまいます。仕方なく結び直します。

 すると半端が出きちゃって、男二人に女が一人、

「しょうがない、三つ一緒に結んじゃえ!」

 こう言うのが三角関係になります。

 文章で書くとつまらないのですが、神様同士の会話が実にリアルで、軽妙です。

 このまくらは大好きです。志ん生のまくらは名作が多いのですが、中でもこれは傑作だと思っています。



Oct.1.2007(Mon)23:53 | Trackback(0) | Comment(0) | 落語 | Admin


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