Cat Schroedinger の 部屋
 
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2006年6月13日を表示

ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード

監督 ロン・ハワード
出演 トム・ハンクス 、オドレイ・トトゥ 、イアン・マッケラン 、アルフレッド・モリナ 、ジャン・レノ

あらすじ
 パリのルーヴル美術館で発見された、館長のジャック・ソニエールの他殺体は、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「ウィトルウィウス的人体図」を模した形で横たわっていた。しかもそれは、瀕死の傷を負った身で、自ら作り上げたものだった。さらに死体の周りには不可解な暗号が残されていたのだ。
 
 講演会のためパリを訪れていた、ハーヴァード大学の教授ロバート・ラングドンが、深夜にもかかわらず現場に呼ばれる。フランス司法警察のベズ・ファーシュ警部は、表向きはラングドンの専門知識を駆使して捜査に協力してほしいと求めてきたが、実は彼は第一容疑者なのだ。ラングドンはその夜、ソニエールと面会の約束をしていた上に、暗号の中に彼の名前が記されていたのだ。
 
 ファーシュ警部が巧みな誘導尋問で、ラングドンから証拠となる発言を引き出そうとしていた時、暗号解読官のソフィー・ヌヴーが現れる。ソニエールの孫娘であるソフィーは、現場の写真を見て、ひと目で祖父が自分だけにわかる暗号を残したことに気付いた。さらにラングドンが無実であることにも。ソフィーはファーシュ警部を巧みに欺き、ラングドンを連れてルーヴルから逃走する。ソニエールが暗号で隠し場所を示した、ある秘密結社の紋章が刻まれた鍵を持って……。
 
 警察の厳しい追跡をかわしながら、暗号の謎を解き始める2人。しかし、それは新たな謎の始まりに過ぎなかった。ソニエールが深く関わっていたらしい、秘密結社の目的とは? ダ・ヴィンチが絵画に残した、歴史を揺るがす暗号とは? そして、ソニエールから2人に託された、重大な真実とは? 今、警察とは別の追っ手が、2人に迫ろうとしていた……。


感想
 キリスト教徒でない私には全くおもしろくない話でした。
「キリストが結婚していたとか、ヨハネは女性であったとか、しかもそれがマグダラのマリヤであったと言う」とんでもない話です。
いくら何でも、最後の晩餐で、キリストの12使徒が11人で、マグダラのマリヤが入っているのでは話になりません。

 キリストの左側左から バルトロマイ、小ヤコブ、アンデレ、ユダ、ペテロ、ヨハネ、  

 キリストの右側左から トマス、大ヤコブ、 ピリポ、マタイ、タダイ、 シモン、と決まっています。 

 ダ・ヴィンチが最後の晩餐のその場にいたのならともかく、話に基づいて画いたのですから、そんなことを画くはずがありません。ダ・ヴィンチはこの絵を描くにあたって、いろんな過去の最後の晩餐の絵画を参考にしていたのです。それに彼はそれほど熱心なキリスト教信者であったのかも疑問です。

 以前からある話ですが、ヨハネと同性愛にあったと言うことも、ダ・ヴィンチがそういう傾向の人であったので、そういう絵になったというのが定説です。キリスト自体のこととは全く関係ありません。

 キリスト教信者にとって、今更そのようなことが大問題になるとも思えません。以前は地動説を唱えたガリレオが、弾劾されましたが、進化論を唱えたダーウインはおとがめ無しでした。今更天動説を信じている人はいないでしょう。

 100歩譲って、キリストが結婚していようが、同性愛者であったとしても、神としての意義は全く問題ありません。そんなことで殺人が次々起こるのも納得いきません。聖杯とか聖なる衣とか、テンプル騎士団の頃ならともかく、人工衛星が飛び、遺伝情報も解析されて来ている現代です。ばかばかしい途方もない話です。

 キリスト教信者にとっては、おもしろく、興味のある話かもしれません。しかし私にはさっぱりでした。敬虔なキリスト教信者にとっても、あまり愉快な内容とは思えません。唯一の見所は、ロケが実際の教会などを使用していることくらいです。もっともウエストミンスター寺院ではロケが断られたそうです。



 ダ・ヴィンチの画いた最後の晩餐

キリストの左側左から バルトロマイ、小ヤコブ、アンデレ、ユダ、ペテロ、ヨハネ、  

 キリストの右側左から トマス、大ヤコブ、 ピリポ、マタイ、タダイ、 シモン



2006年6月13日(火)02:15 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


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