志野の茶碗(2) |
|
| で茶碗ですが・・・・
写真ではなかなか志野の持つ、ふっくらとした柔らかさは表現できません。
やはり茶碗は手にとって見ないと・・・
造りは比較的厚く作りますが、しのぎと言ってへらで削ったりします。
鬼板という鉄分を含んだ下絵を入れます。釉薬は長石単味です。普通に焼成すると、長石は真っ白になるだけです。
このような色を出すには最低でも3日くらいは焚き続けないと、上手くいきません。焼成は900℃くらいから比較的強い還元焼成で、酸化戻ししそのまま長時間引っ張ります。 徐冷で色が出るので、できるだけゆっくり冷ますように、追い焚きします。
すると長石や、生地の土に含まれている微量な鉄分が、赤く発色し、長石の白色を通して、紅色に見えます。
| |
|
2006年3月16日(木)23:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理
|