中村屋 |
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| めちゃ面白いサイトを知りました。 中村屋 とにかく見てのお楽しみ。
歌舞伎では、役者さんを屋号で呼びます。また芝居中掛け声といって、「中村屋!」と屋号を呼んだり、「待ってました!」とか、「たっぷり!」「00代目」と言ったりします。
主なものを取り上げます。中村姓は「京 屋」「中村屋」「成駒屋」「播磨屋」と種類があります。
音羽屋・・・ 尾上菊五郎 尾上菊之助 尾上松緑 澤だか屋 ・・・市川猿之助 京 屋 ・・・中村雀右衛門 高麗屋 ・・・松本幸四郎 市川染五郎 紀伊国屋 ・・・澤村田之助 澤村藤十郎 中村屋 ・・・中村勘三郎(勘九郎) 成駒屋・・・ 中村芝翫 中村福助 中村橋之助 中村鴈治郎 中村扇雀 成田屋 ・・・市川團十郎 市川海老蔵(新之助) 播磨屋 ・・・中村吉右衛門 松嶋屋 ・・・片岡仁左衛門 大和屋 ・・・坂東玉三郎 坂東三津五郎 岩井半四郎
普通は屋号で掛けます。これにはヴァリエーションがあって海老蔵には「若成田」染五郎には「染高麗」と言ったりします。 「成田屋」と掛ける場合「リタヤッ!」という風に最初の「ナ」は口の中で言うようにするのが粋と言われています。「音羽屋」の場合は「トワヤッ!」という具合です。
以前歌舞伎座の二階席で観ていたとき、前を一生懸命見ていると、3階席から「音羽屋!」と声が掛ました。舞台には「音羽屋」は居ません。すると花道にライトがついて、しばらくすると花道を出てくる姿が見えました。2階席からはかなり花道を歩かないと見えません。しかし3階席はそれよりずーと後にならないと、全く見えません。芝居を熟知しているので、実に良いときに声が掛かります。これが大向こうです。現在ではそういうクラブみたいなものがあります。もちろん役者さんにとっても、ありがたい反面、とても恐い存在です。 「大向こうを唸らせる」という言葉があります。素人には判り難い素晴らしさで、専門家を感心させる意味として使います。
例えば、三塁手が飛びついて取ったりすると、素人にも良い守備と見えます。 抜けたかなと思う外野ライナーを、外野手がなんなく取ったときなど、素人には普通の守備に見えます。所が大向こうには、予め、ライト寄りに守っていて、良いダッシュで、素晴らしい守備と見えます。これが「大向こうを唸らせる」守備と言います。
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2006年1月23日(月)22:26 | トラックバック(0) | コメント(2) | 今日の出来事 | 管理
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