Cat Schroedinger の 部屋
 
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チャングムの誓い 第48話「チェ一族の崩壊」

チョンホの見事な裁きで、鮮やかな解決となりましたね。

それにしても、悪役でしたがチェ女官長は素晴らしい演技でした。一族のためと言う立場から、だんだん悪事に手を染めていき、大好きな同僚のミョンイを殺す結果になって、どんどん深みに落ちていった哀れさがにじみ出ていました。特に最後の、ミョンイの墓の前での懺悔は、哀れを誘いました。韓国ではなかなかの人気で、とくに男性のファンが多いようです。
 
クミョンの宮中を去るときの、チャングムとの会話、チョンホとの会話、名場面でした。チャングムと好対照で、いつも言葉が少なく、暗い彼女でしたが、悪人にもなりきれない、苦しみがチャングムとの最後会話に語られていました。見習いの時から圧倒的な優等生で、チェ女官長に逆らったり、チェ女官長に批判的な目つきをしたり、女官でありながら、チョンホを慕い、チョンホの命乞いをしたりするクミョンはとても魅力ある女性だと思いました。

   ミョンイとチェ女官長とハンサングン、同じようにチャングムとクミョンとヨンセン、幼いときから、料理の修業に励み、友に研鑽した仲間のライバル心と、友情がたくみに表現されていました。

   悪人も一掃され、これからのチャングムの活躍が楽しみです。



2005年9月15日(木)23:57 | トラックバック(1) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

江戸時代の時刻 「時そば」

「時そば」

  往来で屋台の蕎麦屋を呼び止めた男。看板、割り箸、丼、出汁、そばなど、すべて褒めちぎり、「いくらだい? 16文、銭は細かいよ~、手出しね~、一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、七つ、八つ、今何どきだい?」「九つで・・・」 「とお、十一、十二・・・」と上手く一文ごまかした。
  これを見ていた別の男、俺もやってみようと、あくる日細かい銭を用意して、少し早めに別の蕎麦屋を見つけて、まねをして誉めようとするのだが、看板はひどい、丼は欠けている、出汁はまずい、そばはひどいといった具合、勘定を払う段になって、「一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、七つ、八つ、今何どきだい?」「へえ四つです。」「五つ、六つ、七つ・・・」

  「今何どきだい?」は当時時間を聞く言葉です。江戸時代は時間を表すのに二通りあって、子(午前0時)、丑(午前2時)、寅(午前4時)・・・という言い方。

   もう一つは夜明けを明け六つと言い、二時間ごとに五つ、四つと言います。三つにはならなくて、お昼は昼九つになって、現代の2時頃には八つになります。おやつの時間はここから来ています。現代の4時頃は七つ、日の入りの6時頃には暮れ六つとなります。その次はまた宵五つ、四つ、で深夜0時には九つになります。その後明けまで八つ、七つとなります。

   先の上手く一文ごまかした人は、九つですから深夜0時頃です。
後の損した人は、22時頃です。

   酔っ払ってタクシーなどに乗って、お金払うとき「運ちゃん、細かいよ~間違うといけないから、百円、二百円・・・今何どきだい?」「はい、午前3時ですね~」四百、五百、六百・・・」とふざけた方もあるかと思いますが、時間がかかって迷惑ですね。



2005年9月15日(木)00:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理


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