醍醐寺薪歌舞伎 |
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| 今日テレビで、醍醐寺薪歌舞伎を観た。 「勧進帳」では義経一行は大仏修理勧進ということで関を通ろうとします。実際の大仏修理勧進に際し、醍醐寺で修行した重源上人という人が活躍したという縁で、この公演が行われることになったそうです。勧進帳とのゆかりが深いお寺だそうです。
団十郎襲名以来約20年ぶりとなる「にらみ」を決めると、観客から「成田屋!」の掛け声とともに大きな拍手が起てました。年齢の所為か、海老蔵よりはおとなしい感じでした。幕が無いので、にらんだあとの間がまとまりませんでした。まあそこは野外と言うことで・・・
海老蔵の富樫はややあっさりした感じで、それほど力が入ってないような印象でした。やはり野外での演技は難しいのでしょう。 最後六方を踏むとき、後ろに幕が無いのと、花道が変わった方向で違和感がありましたが、無難に演じていました。 全体の印象としては、舞台装置が工夫され、演出も完成されている形式美が大事な歌舞伎は、能のように外でするには難しいと思われました。やはり金比羅歌舞伎のように、薄暗い舞台が、あの金ぴかの衣装に向いていると感じました。
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2005年8月13日(土)22:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理
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