虫の聲 |
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| もう行水には寒い時期ですが、秋も深まり虫の声がにぎやかです。
「行水の すてところなし 虫の聲」
これは鬼貫 の有名な句です。 上島鬼貫(おにつら) (万治四年(1661)~元文三年(1738)) 夏も終わりに近づき、そこはかとなく秋の気配が漂うようになった。昼間の汗を流そうと行水をしていると、あたりはすべて虫の声に満ちている。もう秋だ。行水の水はどこへ捨ててよいものやら……。 という風流な俳句ですが、いつも思い出すのは 、これを上手く茶化した川柳です。
「鬼貫は 夜中にたらいを 持ち歩き」
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2005年10月31日(月)23:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
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