Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



陶芸
~説明~
陶芸が趣味。アマチュアですが、陶芸教室の師範代をしてます。師範はロクロを使わないので、私がもっぱら電動ロクロを教えています。

釉薬

 陶芸のプロの方の日記よると、釉薬を作るときに木や葉っぱを燃やして灰釉を作りますが、少量の放射線量でも灰にするから、濃縮されるので、検討が必要とありました。

 徐染と言われていますが、主として人が住む所や農耕地です。山岳部は手のつけようがありません。そこに生えている樹木も一様に放射性物質を受けているのですから、東北、関東平野の山の物は注意が必要でしょう。

 東京でさえ、下水の汚泥は高い放射線量を示しています。今後どうなるのでしょうかね~~

 次から次へと、汚染の問題が広がっているような気がします。

 やっぱり何でも測定することが一番です。まさか陶芸の釉薬にも影響が及ぶとは、思いもよりませんでした。



2011年9月18日(日)18:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

常滑焼き

 焼き物祭りでふと見かけたブースで、思わずうなりました。

 デザインは伝統的な形ですが、沢山あるブースの中でもひときわ目立っていました。ものすごい轆轤の技です。

 ちょっと話しかけたら、解ってくれる人は少ないけど、轆轤の技は超自信があるとのことでした。

 同じような形はまねることは出来ますが、胴から肩の張りが違います。驚くべき技量に感動しました。轆轤の達人です。

 了解を得ているので、写真を掲載



2011年8月22日(月)20:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

常滑焼き物祭り

 あいにくの雨でしたが、常滑焼き物祭りに行きました。情報を得ていたので、会場近くの駐車場に上手く駐車できました。

 マイミクの方ともお会いできました。想像通りとても感じの良い方でした。作品も人となりを表すというか、優しい感じの作品でした。

 若手の陶芸家の方々は、屋外のブースでした。女性の陶芸家のブースも沢山あり、従来の伝統的な焼き物とは違った、斬新で手の込んだ作品が印象的でした。

 伝統的な陶芸家の方の作品は競艇場の中のブースでした。常滑の代表はやっぱり急須です。どの作品もレベルが高く驚きました。一般的な値段より、かなり安く売られていました。大変な人出で人にぶつかって歩くほどの賑わいでした。


 志戸呂焼きの陶芸家の方と2人で行ったのですが、マイミクさんからお茶の券を2枚もいただきました。

 お茶とお菓子が付いて、陶芸家の急須でいただくお茶を飲みました。急須の価値は、使ってみると更にその良さが解るものです。急須も、お茶冷ましも素晴らしく感動しました。

 お茶は地元静岡県の掛川のお茶でした。TVで紹介されたからちょっと人気です。






2011年8月21日(日)22:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

志戸呂焼き

 先日作ったビアーカップと小鉢が出来ました。

 今回は志戸呂の釉薬を掛けました。少し渋いできです。



 そのまま師匠と寿司屋に行きビールとお造りを乗せました。

 料理を盛るとなかなか良い感じです。



2011年6月19日(日)05:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

先日の陶芸

 久しぶりに轆轤を使った写真。粘土が堅かったので苦労しました。

 そろそろ焼き上がるそうです。右端の形はよく分からないのですが、こんな形でとの注文です。



2011年6月4日(土)23:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

久々に轆轤を

 今日は知り合いから希望された物があって、久々に轆轤をひきました。

 土が硬かったので苦労しましたが、何とか注文された形の物を作りました。

 どんな風に焼けるかちょっと楽しみです。アマチュアなので、注文に応えるのは結構プレッシャーです。



2011年5月22日(日)23:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

備前焼

 焼き物が趣味なので、違った角度から見ると、驚きがありました。

 どの店も値段の付け方が、見事に統一されています。一番に作家のランク、作家の下に陶工というランクがあります。まあ見習い助手というランクです。二番目に焼け方です。窯変した「桟(さん)切り」が一番高く、電気でも焼ける火襷(ひだすき)が一番安くなっています。

 ガスでの焼成は出来ないので、原則として薪釜です。写真のような登り窯が至る所にあります。登り窯では窯変が沢山取れないので、穴窯も使用しているようです。

 昔は燃料と言えば薪でした。その後石炭になり、石油、ガスになり、電気になりました。陶芸の窯もそのまま変化してきました。
 今では薪による焼成が一番高くつきます。備前が高いのも、そのためです。

 あまりの見事さに、おそらく厳しい決め事が有るような気がしました。もっともそうしなければ、これだけの店が成り立っていけません。大手が安売りすればあっという間に小さな店は潰れてしまうでしょう。また有名でない作家は食べていけません。

 とはいえ赤松でしか焼けない備前の持つ不思議な魅力は、日本人の心に響きます。どんなに価格を保とうとしても、焼き物そのものに魅力がなければ成り立たないのです。

 焼き物は陶磁器といわれるように、土から作られる陶器(土物と呼ばれます)と、石から作られる磁器(石物と呼ばれます)に分けられます。

 備前焼や、信楽焼は、陶器と磁器の中間である、炻(せつ)器に分類されます。炻器とはストーンウエアーの訳です。
 
 釉薬を使わないで、そのまま焼くので、焼き締めとも言われます。実はそれほど温度に強くなくて、ゆっくり温度を上げていかないと早めに外が溶けて気泡(ぶく)が出来てしまいます。そのため数日から10日もかけてゆっくり焼いていきます。また焼き直しがききません。焼き損なっても何度でも焼ける信楽焼とはその辺りが大変違います。



 駅前の喫茶店でも、器は備前です。

 陶器店で山のようにある器を見ると、いささかげんなりしますが、こうやって使ってあるとやっぱりっ勢いがあります。



2011年5月15日(日)16:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

備前焼きの町「伊部(いんべ)」

 備前はそのまま焼き物の町でした。タクシーの運転手さんの同級生も焼き物作家であったり、窯元だったりだそうです。町中みんな知り合いのようです。

 百数十件の焼き物店が並ぶ町並みはそれは見事でした。どの店も備前焼一色です。大きなショップ、小さな個人商店、古い物を売る店、美術品といわれる人間国宝の作品を売る店などいろりろ有りますが、すべて備前焼一色でした。
 小さな町で焼き物以外何も無いという雰囲気でした。沢山見て回る内にだんだん飽きてきて、息苦しくなるくらいでした。(笑)



 どの店も備前ばかりで、見事に一色です。備前以外の焼き物は一切ありません。


 昔から有る形ですが、素晴らしい形の備前です。


2011年5月15日(日)14:49 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

陶芸教室

 今日は陶芸教室の日でした。

 久しぶりなので、決起大会に終わりました。
    バタリ (o_ _)o ~



2011年4月21日(木)23:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

陶芸のお友達

 陶芸製作販売しながら、居酒屋をやっている友人を訪問しました。

 他にお客さんがいなかったので、陶芸談義に花が咲きました。彼がTVで放送された物をたくさん録画してあったので、それを見ながらいろいろ批評したり、感心したりしました。

 最近陶芸をやりたくても忙しくて、遠のいていましたが、また新たに闘志がわいてきました。



2011年1月6日(木)23:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

マグカップ

 友人からメールが来て、素敵なカップの写真が添付されていました。

 こんな器が欲しいとのことでした。そんな素敵な器は買った方が断然早いと・・・・(笑)

 でもそんな器を目指して、ご自分で作ってみては如何でしょうと、返事しました。

 
 最近は中国で作ったりしているので、値段ではとても敵いません。それにかなりの作りの製品が信じられないくらいの値段で出回っています。これでは陶器職人は食べていけません。
 工夫を重ね、素晴らしい物を作っても、すぐにコピーされてしまいます。

 これからはオリジナルブランドを確立し、常に新しいデザインを開発するとか、芸術的な物を作っていくとかしないといけないのはもちろんですが、コーピーを防ぐことを考えないとやっていけません。

 伝統的な陶芸は、とても難しいところに来ています。



2010年8月2日(月)23:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

銚釐(ちろり)

 先日の料理屋さんで見かけた、銚釐(ちろり)風の酒器です。

 冷酒様ですが、刷毛目で底が僅かに湾曲していて、とても柔らかな感じでした。大振りで2~3合入りそうです。

 良い感じなので、写真を撮りました。今度作ってみようかと思っています。



2010年6月28日(月)14:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

穴窯

 昨日の知り合いの方の窯は、穴窯です。単純な形で手前から燃やして、奥の方に炎が行く仕組みです。

 薪を燃やした熱は、そのまま煙突の方に逃げて行くので、効率の悪い窯です。

 これに対して登り窯は、燃やした部屋の天井に空気の抜け穴があり、それが次の部屋の床から出るようになっています。更にその次の部屋へと、順に上がっていきます。熱が次から次へと伝わっていくので、とても熱効率が良い窯です。

 所が熱は伝わりますが炎や、薪の灰はそれほど次の部屋に行きません。結局ガスで焼いたのと変わらなくなります。

 有名な志野焼などの名品は、穴窯時代に作られたものです。登り窯が導入されてからは焼き物は織部焼きになって行きました。登り窯になってからは志野焼の名品は出来なくなりました。

 未だに信楽焼きや、伊賀焼きなどの灰かぶりは、穴窯で焼きます。あるいは登り窯の一番手前の窯でしか取れません。

 効率が良くない方が、面白い作品が出来るところが陶芸の奥深さです。



2010年2月19日(金)23:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

信楽の壺

 もう随分前ですが、知り合いの方がガス釜を焼いておられて、素焼きもしていない壺を適当に焼いてくださるように、依頼したことがありました。

 その後すっかり忘れていました。先日個人で薪窯を作った知り合いから、私の壺が焼けたから取りに来るように連絡がありました。

 以前お願いした方の所で一度焼いたのですが、上手く焼けなくて、その方にお願いして今回連絡となりました。両方の方とも知り合いですが、変な巡り合わせです。

 高さ25㎝くらいの小振りな壺ですが、灰がかぶっていたり、更に溶けてビードロになっていたり、焦げがあったり、景色が多く、良く焼けていて大満足です。是非画像をクリックして拡大して御覧ください。

 



2010年2月18日(木)21:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

陶芸談義

 2人の陶芸家と飲みました。さすがにプロは違います。お話しの一つ一つが勉強になりました。

 それにしても奥が深いというか、きりがないというか・・・

 1人の方は大変な技術もあるのですが、売る技術に疎く、なかなか名前が出ません。一日も早く有名になって貰いたいと願っています。

 陶芸だけで食べていくことは本当に難しく、少しは有名にならないと、生活にも困ってしまうのです。

 昔は陶工として普通に暮らせましたが、現代では機械化され、職人は食べていけません。陶芸家は芸術作品として販売するのですが、とても大変です。

 ごく一部の人を除き、陶芸家は陶芸教室くらいが唯一の生活手段なのです。



2010年2月13日(土)23:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

陶器市

 「つまごい」の陶器市に行きました。沢山の陶器やさんが出ていました。

 それぞれのお店は、主に唐津を扱う店、信楽を扱う店、備前を扱う店等有りましたが、産地別ではなくて一つの店で、備前や信楽等を扱っていました。

 また若手の作家の作品も有りました。一般の店よりかなりお徳用な値段でした。

 備前のビアーカップが、1個1400円でした。 ビアーカップは備前の焼き締めでしたが、縁に金彩が掛けられていました。

 「珍しいね~」と言ったら、

店主が「この作家さんは、初めは売れなくてね~~」

 「備前は保守的だしね~」と言うと、

 「そうそうみんなから干されちゃって・・・」

 「やっぱりね~~同じ物ばっかり作っててもまあそれなりに売れるし・・」

 「お兄さん詳しいね~~」
 「ちょっと陶芸やってて・・・」

 そんな話したりしていて、ちょうど買い物客が多くなって、待っていたら

 「最後まで待ってていてくれたから、」と5個で5000円にしてくれました。



 とても小さい陶器の置物です。残念なことに小さい急須の注ぎ口は閉じていて、本物のようになっていませんでした。


 食品のお店もあって、御豆を買いました。


2010年2月7日(日)23:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

窯出し

 今日は先週焚いた釜を開ける日です。

 やや温度が高かったようで、全体にてかりの多い焼き方になりました。

 50~60点くらいの出来でしょうか・・・



 窯の中です。1個くっついて取れません。後からグラインダーで取る予定です。(笑)


 これは結構良い色に焼けました。薪の窯は良い物が3割くらい取れればいい方です。

 素焼きのようになったり、発色が悪かったりが5割は出ます。



2009年12月6日(日)23:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

窯焚き最終日

 今夜で窯焚きも終了です。今回は御天気にも恵まれ、順調でした。

 窯に湿度は一番の敵なのです。冬場に焼くのも湿度が低いからです。

 1000度を超す温度では、湿度が高いと大変なロスなのです。

 どんな仕上がりになるか、結果は1週間後です。



2009年11月28日(土)23:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

窯焚き

 久しぶりの薪による焼成です。

 今日は、見学の人と、お手伝いが沢山来ていました。



 見ての通り、薪の山の中で焼成しています。夕方はまだ大丈夫でしたが、深夜はとても冷えました。


2009年11月27日(金)19:54 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

現代美術

 先日現代絵画について話したとき、その方は写実的な美術の支持者で、全く現代アートを認めようとしません。

 ふと思いつき陶器の美しさについて話すと、すんなり織部の沓茶碗の美しさは十分理解できるのです。

 「おおよそ茶碗などは、綺麗な絵が描いてあれば外国の人には綺麗でしょう。備前の灰かぶりだって、外国の人から見れば焼きそこ無いでしょう。ところが我々日本人は幸運にも、焼き物についてはコンセプチュアル‐アート*が理解できるのですよ。」

 「焼き物は判る、でも絵画は・・・・」反論しようとしましたが、何とか認めて貰いました。

 我ながら良い例を思いついたものです。

 確かに陶磁器の中でも、「陶器」いわゆる「土物」は外国人には全く駄目です。本当に理解できる人は極々少ないのです。日本人なら殆どの人が、「土物」を何の抵抗もなく理解できます。

 庭園様式については、多くの外国人は理解できるようです。ベルサイユ宮殿のようなシンメトリックの庭園も美しいけれど、日本庭園の美しさはコンセプチュアル‐アートとして、更にインスタレーション*としても十分認められます。
 多分ヨーロッパ庭園より優れていると認められるようです。 桂離宮を見て、ブルーノ・タウト*が「泣きたくなるほど美しい」と絶賛したのは有名な話です。

 まさに茶道の世界では、現代アートを400年も前に確立し、普遍化していたのです。けれども、個人的には現代アートが馬鹿馬鹿しいほど高い値段で取引されるのには、納得していません。共感出来る人が好きで買うべきだと思っています。ピカソだから、利休の道具だからと名前だけで、べらぼうな値段が付くのには、反感を覚えます。


 *コンセプチュアル‐アート:視覚的側面よりも観念的側面を強調し、言語・図表・写真・パフォーマンスなどによって多彩な表現を行う。概念芸術。

 *インスタレーション:さまざまな物体・道具を配置してある状況を設定し、その展示空間全体を作品とする手法。

 *ブルーノ・タウト(1880年5月4日-1938年12月24日)は、ドイツの東プロイセン・ケーニヒスベルク生まれの建築家



2009年8月19日(水)23:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理


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